「Forward to 1985 energy life」とは、産業部門の電力消費量を落とさずに(経済を停滞させずに)、住宅部門の電力消費量を1/2にすることで、1985年当時の電気エネルギー消費量を目標に、住宅部門のがんばりで実現しようという運動です。
野池政宏氏が提唱する活動で、全国の工務店や設計事務所、さらに住宅メディアが集まり、6月13日に東京でキックオフミーティングが開催されます。
今後どのようなMovementを起こしていくか楽しみです。
先日被災地に行ってきましたが、今後復旧が進む中でエネルギーインフラへの不安はぬぐい去ることができません。
家屋への被害が比較的なかった方でも、5日間ほど続いた停電と都市ガスが止まってしまったことで、寒さをしのぐのが大変だったという話も聞きました。
普段から、エネルギーインフラへの意識を向け、もしもの事態を想定していれば、防ぐことができる問題もあると確信しました。
26年前の1985年と言えば、皆さんは何歳で何をやっていましたか?
当時の生活に不便を感じていたでしょうか?
人は一度得た利便性をなかなか捨て去ることができないことを
「生活価値の不可逆性」と言います。
太陽光発電も良いでしょう、でも最新の設備機器が勝手に省エネしてくれるというだけでは根本的に、原子力発電に頼る心理や行動とさほど変わりありませんね。
原点に戻ること、そのヒントが1985年あたりにあるようです。
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