昨日は、つくば市の建築研究所の敷地内に建てられているLCCMモデル住宅実験棟の見学に行って参りました。
私と設計の田村、井田の3名で環境委員会のルートで申し込み、参加しましたが、その他いろいろなルートで150人程の方が参加、大手ハウスメーカーやインフラ関係企業の参加者が多かった様です。
一工務店がこの場へ行けただけでも希少価値がありますね。
さてLCCM住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅)とは、住宅の長い寿命の中で建設時、運用時、廃棄時において、できる限り省CO2に取り組み、かつさらに太陽光発電などの再生可能エネルギーの創出により、住宅建設時などのCO2排出を含め、生涯でCO2の収支をマイナスにする住宅のことです。
弊社が取組んでいる自立循環型住宅の基準レベルは、2000年前後に建てられた普通の家と比較してCO2を50%削減することですから、簡単に言ってしまえば、LCCM住宅は自立循環型住宅の親分のようなものです。
自立を深めていって、最後は足りない部分を太陽光発電に頼るというロジックですから、結局は屋根に太陽光発電装置を8KWも載せなくてはなりません。
東京の狭小敷地で建てる家に8KWを載せるのはまず無理ですから、向こう3軒両隣の屋根も借りなくてはなりませんね(笑い)
また現在のところ、コストアップが大きすぎ、国民住宅になるまでにはさらなるイノベーションが必要だと感じました。
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